北海道インテリアコーディネーター協会(HICA) お知らせ

H21.8.26 長谷川矩祥氏「スピードスケッチセミナー」報告

長谷川矩祥氏による「スピードスケッチセミナー」の報告です。

8月26日(水)午後1:20~という早い時間からのスタートでしたが、50名近くの方
が集まる、大変熱気にあふれる良いセミナーとなりました。
↓セミナー前
長谷川-1

インテリアコーディネーターと言うと、一般的に皆がサラサラっとパースを描けるよう
なイメージがきっと一般消費者にはあるのだろうなと思いますが、ICの方々の声を
聞いてみると意外とそうでもなく、パースに四苦八苦している方も多いようですね。
そういった意味では、長谷川先生の言葉には大変勇気付けられます。
・ いかに描かないか
・ いかに塗らないか
・ 描かないより下手でも描いたほうがまし。
・ その場で描く(後日では意味が無い)

お客様に対しての初回アプローチで、ある程度の道筋がこの手法で示せるのでは
ないかと思います。
お客様にヒヤリングして、会社に持ち帰ってじっくり考えて、熟考したプランと時間を
かけてつくったCGを携えてプレゼンしても、お客様の一言「何かイメージと違うわ。」
で、ハイ、終わり、、、なんてことありませんか?
少なくても、スピードスケッチで、このような無駄な時間の使い方は減らせそうです。

さて、セミナーですが、昨年に引き続き2回目の開催となりました。
前回は、
・ とにかく線を引く。
・ 全部描かない。
と言うことをメインに学んだように思います。

今回は、二部構成。
第一部は、スライドを使っての「プレゼンの手法」。
実際にお客様におこなったプレゼン資料を見せていただきました。
一枚のパースを、色使いや画材を変える、またコンピューターを使っての加工で、こ
こまで表現に力が出るのか!と感心。
フォトショップがちょっとでも使えれるのであれば、是非やってみたいです。
*長谷川矩祥氏著「インテリアカラーSUPERトーク」参照

また、私が大変感じたのは、ただ絵が上手いのではなく、快適な暮らしや生活を的
確にデザインしているな、と言うことです。
いくら、絵が上手くたって早く描けたって、創造する空間が空虚なものでは意味があ
りませんものね。
あらためて、長谷川先生のすごさを実感しました。

そして第二部。
実際にパースを描いていきます。
前回のおさらいをさらっとして、今回の課題へ。
今回は、
・ 実際に空間を考えてパースを描く。
・ パースに色をつける。
について学びました。
長谷川-2

まずは、先生が出した課題に沿ってアクソメ図を描く。
確か、時間は5分くらいだったかな?
ダーマトグラフという油性の鉛筆を使って描くんですが、慣れていないのもあってなか
なか上手く描けません(言い訳です、ハイ)

↓私の描いた渾身の一作(下手すぎ、、、)
長谷川-3

そのあと、色のつけ方を学びます。

最後は、あらかじめ先生が描いたパースに着色していきます。
これも時間が5分くらいだったかな?

↓私の作品(色付け)
長谷川-4

写真見たら簡単そうですが、意外に難しいんです、ハイ。
一色の色鉛筆で何色にも見せる!的なテクニックが入っております。
そう見えないのは、単に私の力不足です。

こうして、大盛況のうち、セミナーは終了いたしました。

そして、セミナー終了後、会場ロビーで、先生を囲んでアフタースクール状態になっ
てしまいました。
長谷川-5

即興でパースも描いてくれたり
長谷川-6

長谷川-6

熱心に先生のお話に耳を傾けていらっしゃる方がたくさんいらっしゃいました。
出来れば、また来年も、そのまた来年も継続して来て頂きたいと思っています。

ちなみに長谷川先生は、”飛び出す名刺”もつくっています。
これがまたすごいんですよね。

名刺-1

名刺-2

また、この日の夜は、恒例「サマーパーティー」が行われました。
会場は生でジャスを聞かせてくれる「sing sing sing」

サマーパーティ

こちらも大変盛り上がりました。
会員同士、良い関係性がまた深まったのではないでしょうか。

インテリア産業協会北海道支部から来て頂いた戸川氏の挨拶
サマーパーティ2

以上、報告(石原)でした。